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アーティスト・ステートメント ユ/小坂 青
暴力は希望、救済になり得るか。
本作品群は暴力の再定義である。
なぜ救済されない子供の精神は暴力や感情を受け止める器——すなわち母性——を求めるのか。本作はこの問いを出発点とする。
暴力は本作において、関係を求める行為である。
本来、弱いものを傷つける行為と理解される暴力は、決して壊れない強い存在、「未知なるもの」「母性」の擬人化に向けられる。
それは人間ではなく、「概念」として象徴的身体を持つ。暴力はそれに受け止められることで、救済へと転化する。
また、子供が世界と関係を結ぶときの原初的な衝動はしばしば暴力の形をとる。それはまるで何もない空と地平線へ手を伸ばすような行為に近い。
このように本作品群は暴力を通して人間は世界とどう関係するのかを、過去を癒す暴力と未来へ向かう暴力の力で再考する試みである。
Kosaka Ao 小坂 青



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